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インポッシブル・シンキング 最新脳科学が教える固定観念を打ち砕く技法 40284位 vs

インポッシブル・シンキング 最新脳科学が教える固定観念を打ち砕く技法
ヨーラム“ジェリー”ウィンド
インポッシブル・シンキング 最新脳科学が教える固定観念を打ち砕く技法

それほど新しい刺激ではないと思います。
あくまで個人的感想ですが私はちょっと期待はずれでした。ビジネス本なので読みやすくハウツウ風なのは良いと思います。引用や有名人の過去のケーススタディが多いのも当然とは思うのですが、著者達の独特の主張とかコンセプトを感じないのでとても退屈でした。
私の仕事がIT系で、脳や心理学の本が好きなせいかもしれません。
本書も最初のほうで「メンタルモデル(マインドセット)」という表記がありますが、マインドセットが話題の本を読んでいたせいか、どこかで読んだ言い回し言葉遣いばかり出てくるようで気になったせいかもしれません。
普段はレビューなどは書かないのですが今年買った本の中では期待はずれでした。
自分のような感想を持つ人間もいるということで参考までにお願いします。

メンタルモデルの総花的な説明
メンタルモデルを知っておくためには一通りの知識が載っていますので、参考にはなると思います。
また、ビジネス書にしては稀有ですが、関係する自然科学の参考文献が豊富に掲載されていますので、役立ちます。

しかし、内容そのものは総花的な説明に終始している嫌いがあり、
メンタルモデルをこれだけで変えることは容易ではないと思います。
また、本書に書いてあることだけでメンタルモデルを変えることの出来る人は、
本書を読む必要はあまりないと思います。

メンタルモデルを変えるための方法としては、
ピーター・センゲ「最強組織の法則」「同フィールドブック」の方が、
心理学的手法を詳しく説明していますので、こちらの方が使えます。

あと、本書の参考文献に記されている、
脳科学者のアントニオ・ダマシオ、ジョセフ・ルドゥー、V・S・ラマチャンドラン
進化心理学者のスティーブン・ピンカー
科学哲学者のダニエル・デネット
の著作を全て読んでいましたので、
この科学者らの知見と比較すると本書は「最新脳科学」が教えるほどの内容にはなってはいません。
脳科学を知りたい方は、これらの科学者の本を読まれることをお薦めします。

あと、メンタルモデル=パラダイムとして語っていますが、
パラダイムの提唱者であるトーマス・クーンの「科学革命の構造」について著者が誤って理解しています。

本書を読まれる方は、このあたりを留意されることをお勧めします。

メンタルモデルが世界を解釈する
最新の脳科学の研究によると、人間が目に見えているものは脳が作り出したものであり、外部から取り込んだ情報のほとんどは捨てられているという。つまり、人間が世界を理解する方法は、大部分は自分の心によって決まるという。本書は、その人間1人1人が持つ「メンタルモデル」について書かれた本である。序盤では、無意識のうちに持つ「メンタルモデル」によってどれだけ人の行動を制約するか、その限界について具体例を交えながら明らかにする。次に、そのメンタルモデルを理解し、自分の仕事、生活に生かす方法を解説する。300ページを超えるが、とても読みごたえのある本だ。

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